今日は、JICAのみなさんのご協力を頂き、校外学習としてスリランカ事務所の見学と気象局の見学をさせていただきました。
「よくJICA(ジャイカ)と聞くけれど、どんな仕事をしているのだろう?」「どんなところで仕事をしているのかな?」
そんな疑問を持ちながらも、楽しみな気持ちで出発です!
早速、事務所に着きました。
はじめに、JICAスリランカ事務所の阿部次長からあいさつを頂きました。
次に、浅井次長からJICAの仕事についてわかりやすく説明していただきました。
中にはクイズもあって、子どもたちは関心を持ってよく聞いていました。
「日本から開発途上国への支援・援助」をしていることがわかりました。
次は、いよいよ事務所へ移動し、所内を見学させて頂きました。
スタッフの皆さんは親切で、子どもたちの質問にも笑顔で丁寧に答えてくださいました。
みなさんがスリランカと日本の間に立ち、第一線で活躍している姿が目に浮かぶようです。
これまでの活動や、これから行われるさまざまなプロジェクトについて教えていただき、
これからさらに日本とスリランカのかかわりが強くなっていくことを学ぶことができました。
スタッフの皆さん、お忙しい中にもかかわらず、ご協力いただきましてありがとうございました。
次は、JICA専門家の方が実際に仕事をされているスリランカ気象局へ移動します。
ここは、学校にもほど近く子どもたちの中にも「見たことある!」という場所でした。
ここでは、JICA専門家の石原さんが仕事をされており、スリランカの気象観測や気象予報を出している所です。
今回は、ラジオゾンデという大きなバルーンでの観測を見学させていただきました。
ラジオゾンデでの観測は、約1mの気球を、
なんと上空約25㎞!!まで上げながら、上空の気象情報を調べます。
測定器はすべて日本から取り寄せているそうです。
それでは、3・2・1・・・
あっという間に上空高く気球は飛んで行ってしまいました。
するとすぐに気球につけた測定器から気象情報がすべて送られてくるというので、ビックリ!
次に、地上付近の気象情報の調べ方を教えていただきました。
温度計・湿度計・地価の温度計や風向風力計など、たくさんの測定器があり、
石原さんには一つ一つ丁寧に教えていただきました。
偶然にも、太陽を見上げると、太陽の周りに虹色の輪が見える「ハロ現象」を見ることができました!
石原さんからその仕組みについても教えてもらうことができました。
最後に、スリランカの気象予報を出している部屋を見せていただきました。
世界中の気象情報を集め、それらからスリランカの天気予報を発表していきます。
気象が原因で起きる災害の多いスリランカでは貴重な情報です。
ここでは、4人の予報官の方が働いていました。
石原さんは、スリランカ気象局がよりよくなるようお仕事をされていることがわかりました。
全世界で気象情報を発信・共有していることを知り、
「気象観測には国境がない」とおっしゃっていた石原さんの言葉がとても印象に残りました。
石原さん、ありがとうございました。
今回の校外学習では、日本とスリランカの橋渡しをしているJICAの皆さんの姿を直接見ることができ、
子どもたちにとって学ぶことが多い貴重な機会となりました。
子どもたちの見学にずっと一緒についていただいた木村さんをはじめ、
JICA事務所の皆さん、JICA専門家の石原さん、本当にありがとうございました。
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