12月4日(木)は、荒谷先生の今年2回目の IAの時間がありました。
今回のテーマは「フェアトレードってなんだろう」です。
「フェアトレードって聞いたことがありますか?」の問いかけに、子どもたちはみんな首をふります。
まずは、2種類のチョコレートを食べ比べます。
味はどうやら同じようです。それもそのはず、2種類のチョコレートは同じチョコレートでした。
しかし、チョコレートのパッケージには違いがあるようです。右側のものには何やら小さなマークが…
ここで、チョコレートを通して日本が世界にどのような影響をあたえているのかを知るために、クイズに挑戦します。
日本は世界の中でもチョコレートをたくさん消費していることや、日本は原料のカカオ豆をガーナからたくさん輸入していること、そのカカオ栽培にはたくさんの子どもが労働者として働いていることがわかりました。ガーナの児童労働についての動画を観ました。画面には、学校にも行けずカカオの収穫作業を黙々と続ける子どもの姿がありました。幼い労働者の様子を子どもたちは真剣な表情で見つめます。
カカオ栽培の重労働を体験します。水のボトルが入ったバケツを頭に乗せて運びます。1日中作業が続くことを考えると、大変な苦労が予想されます。
しかし、100円のチョコレートの価格のうち、原材料費がわずか数円。そのうち、いくらがカカオ栽培労働者の手元へいくのでしょうか。
商品作物を中心とした第一次産業に頼る開発途上国の実態に気づくことができました。
そこで「フェアトレード」について説明がありました。
このマークが付いている商品を購入すると、少し割高ですがその分開発途上国の労働者の収入を確保できるそうです。それにしても、いろんなフェアトレード商品があるのですね。スリランカのスーパーに売っている紅茶にも、フェアトレードのマークがありました。
どんな商品を選ぶかということが、世界にも影響をあたえることを知りました。
今後、このマークを見かけたら外国の労働者のことを思い出せそうですね。
海外で生活している子どもたちだからこそ特に、広い視野をもってものごとを考えられる人になっていってほしいと思います。
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