コロンボ日本人学校

「光り輝く島」スリランカにある日本人学校

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2013年

☆クリスマス集会☆

今日のダールキャーマはクリスマス集会でした。12月とはいえまだまだ暑いコロンボですが

クリスマスムードたっぷりの音楽で一気に気分が盛り上がります。

まずは12月生まれのお祝いです。おめでとうございます!よい一年になりますように。

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みんなでお弁当を食べた後は、おまちかねのクリスマス集会!環境文化委員さんたちがサンタ帽で登場です。

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さっそくグループに分かれてクリスマスクイズに挑戦です!

問題「クリスマスツリーを飾り始めたきっかけは何でしょう?」

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正解は「空に広がる星がきれいだったからそれを再現したかった」でした。

難しい問題も、サンタさんやクリスマスのことを考えるだけでワクワクしてきてしまいます。

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最後に、環境文化委員の手作り「サンタさん」が全員にプレゼントされました。

このサンタさん、なんとひとつひとつ表情が違うのです。

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楽しい楽しいクリスマス集会でした☆

IA(International Activity)の時間 落語に学ぶ、伝え上手と聞き上手

今日のIA(International Activity)は、水田教諭「落語に学ぶ、伝え上手と聞き上手~お話のプロをまねよう~」です。始めに前回の振り返りで寿限無を言いました。みんなばっちり覚えていました。

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今日は、噺家さんの表現をまねることを通して、落語の面白さに触れ、そして、表現にも楽しみます。そこで、まず落語「時そば」をみんなで読みました。その後、噺家さんの映像を見てみます。

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見た感想から、・早口  ・そばを食べる動きなどが本物のみたい  ・声を変えていたり、いろんな動きがあったりする  など意見が出てきます。何か聞き手に状況を想像させる技をたくさん使っていることが分かりました。

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また、ちょっとした小道具で様々なものに見立てることができます。ただいまハンカチを何かに見立てて食べています。何に見えるでしょうか!?

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次は、扇子が配られ、そばを食べる動作をしてみます。しかし、なかなかうまくできません。何かポイントがあるのでしょうか?

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そこで、水田先生によるポイントアドバイス&演技です。ちょっとの工夫で本物を食べているように見えてきます。

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目線、音、表情、汁を飲む、鼻水をすするのポイントを意識すると、みんなの表現力がアップしました。

今度は、「うまい」「おもしろい」「ないすちゃれんじ」のカードを出して、お互いが見合いました。

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少しずつ恥ずかしがらずにできるようになってきた子どもたち。笑顔も出てきました。

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その後、グループの中の代表が演技を見せてくれました。実際にそばを食べているように動作や表情など工夫して演技しました。

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体験したことも踏まえて、落語「時うどん」の映像を見ました。

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早口で話していたり、方言が使われていたりとちょっと難しかったかもしれませんが、多彩な表情や動きや音を使っての落語に大笑いしている子どももいました。改めて、噺家さんは、何十年もかけての日々の努力で表現力を磨いておられることがわかりました。

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落語を通して、人に気持ちを伝える表現方法について考えることができた時間でした。これからも勉強の時間やJSCフェスティバルに人に伝える場面がたくさん出てきます。ぜひ、この時間に学んだことを生かしてほしいです。

平成25年度 体験入学

いよいよ待ちに待った体験入学の日がやってきました。 日本人学校をより身近に感じてもらったり、対象園児やその保護者の方などに学校生活や教育活動を広く紹介したりする体験入学を実施しています。

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体験入学に向けて1・2年生の生活科や交流会に向けての準備をしてきました。  1・2年生は生活科で製作した「めいろ」「ぴょんぴょんウサギ」「とことこカメ」「さかなつり」コーナーで楽しんでもらおうと準備してきました。本番に向けて最終確認をしっかり行いました。

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いよいよ園児がやってきて、体験入学スタートです。

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1・2年生は、ちょっと緊張気味ですが 、開会式やそれぞれのゲームについて、担当から説明をしました。自信をもって説明することができました。

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それぞれのコーナーでは、慣れてきたのか、1・2年生は積極的にお話することができました。幼稚園生と一緒で笑顔いっぱいです。いつもは、下級生として過ごしている1・2年生ですが、今日ばかりはお兄さん・お姉さんとして力を発揮していました。

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改めて大きく成長してきていると感じました。1・2年生のみなさん、がんばりました。

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生活の授業後は、5つのグループに分かれ、文字探し学校見学を行いました。 IMG_1725 IMG_1729

誘導担当、教室担当がそれぞれ自分の役割をしっかり行い、幼稚園生が楽しんで学校見学することができました。

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みんなひらがながしっかり読めたり、書けたりしました。

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最後に学校探検でがんばった幼稚園生にメダルのプレゼントがありました。 全校みんなで来年を楽しみに待っていますよ。

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保健衛生集会

今日の保健衛生集会は、「しっかり手を洗うこと」について体験を通して考えます。

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早速、保健衛生委員会から手のひらや、指の間に絵の具をつけます。これをバイ菌として、きれいに手を洗います。

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手のひらだけしか洗っていない子は、指の間の絵の具などは、きれいに落ちていません。自然と細かいところまで確認して手を洗う子どもたちです。

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保健衛生委員会のみんなは、声をかけたり、サポートをしっかりすることができました。

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感想でも、いつもの洗い方だとばい菌が取れていないことが分かったと今回の体験を通して、普段の手の洗い方を振り返ることができました。

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いつも清潔にいられるように健康管理していきましょう。

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越村先生 IAの時間

今回の越村先生のIAの時間は、JOCV(青年海外協力隊)の隊員として、スリランカで「環境教育」を専門に活動されておられる、飯野様を講師にお迎えして行われました。

テーマは Let’s think society!

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まずは、国際社会で活躍している人にはどんな人がいるか考えます。

子どもたちからは、スポーツ選手、技術者、画家、多国籍企業、日本人学校の先生などの意見が挙がりました。 今日の講師の飯野様も青年海外協力隊として国際社会で活躍されています。

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飯野様の自己紹介の中で、青年海外協力隊に参加された動機をお話いただきました。「自分の経験を生かしたい」、「世界に視野を広げたい」とありました。今日は国際社会で活躍されている方のお話を実際に聞かせていただく貴重な機会であり、また将来の進路について考える機会にもなったのではないかと思います。

 

飯野様から、まず青年海外協力隊の活動について説明からしていただきました。日本はODAとして世界の途上国に対してお金や技術の面で支援をしてきています。その途上国と日本をつなぐ仕事をしているのがJICAで、その技術支援の活動の一つに、青年海外協力隊の活動があります。世界の様々な途上国で青年海外協力隊の活動が行われていることがわかりました。スリランカで活動されている隊員さんは45名、「村落開発」、「農業」、「映像」、「スポーツ」、「教育」、「健康」などなど様々な分野で技術支援をされているそうです。

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飯野様がデヒワラ市役所でされている「ゴミ処理」についての支援活動の説明をしていただきました。

世界中で問題となっているごみ問題。ここスリランカでも、経済発展に伴うごみの増加が問題になっています。ごみ収集のしくみやごみ処理施設などの課題を解決していくために、日々活動されているそうです。

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日本からの中古のごみ収集車で、黄色い服を着たおじさんが一軒一軒の家を回る。これがデヒワラのごみ収集の方法です。

ごみの分別、リサイクルはほとんどできていないのが現状だそうです。集められたごみは、東京ドーム約3こ分の面積の埋め立て地に埋め立てられます。

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そこで、生ごみなどの自然分解されるごみとその他のごみとを分別してごみを出すよう、各家庭一軒一軒を回り指導されたり、コンポストの活用をすすめたりする活動をされているそうです。

各家庭を回り指導する活動をはじめられた当初は、訪問先の住人の方に理解してもらえずうまくいかないことも多かったとか。しかし、今では、4・5名の市の職員が協力してくれるようになり、一緒に巡回し、住人に理解してもらいやすくなったそうです。日本では誰もが知っているごみの分別のルールでも、スリランカで一から説明しながら普及していくのは大変なご苦労があることだと思います。「一人ででも家を回って活動しているのがすごい」という子どもの感想も聞かれました。

各家庭でごみを出す前に生ごみを分別することで、ごみ収集をした後に、市の職員がそのほかのごみの中からリサイクル可能なものをさらに分別する作業がしやすくなっているそうです。

こういった地道な取り組みを進めることが、ごみ処理や環境に対する国民の意識を変えていくことにつながるのだということがわかりました。

そして、飯野様がご自分の経験を振り返り重要だったこととして挙げられたのが、「職場の人や住民とのコミュニケーション」でした。「何度も」、「納得いくまで」、「いろんな人と」コミュニケーションをとっていくことで、支援活動の道を切り開くことができたそうです。子どもたちが将来、社会の中で活躍していくために大切なことを教えていただきました。

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ここからは、グループ活動です。   飯野様のお話を聞いたことも参考にして、これからの世界に必要だと思うことを話し合いました。

ここは、上学年がリードをしながら話し合いを進めます。これまでに学習したことや見聞きしたことのあることを思い出しながら、意見を出し合っていました。

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各グループからは、食糧、水、発電所、3R、衛生、ごみ処理、健康な生活、交通ルールなどについての支援活動が挙がりました。

飯野様のお話やスリランカの現状を考えて出された意見も多かったように思います。

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最後に飯野様より、2011年の東日本大震災の際にスリランカから義援金や紅茶の支援があったことのお話がありました。スリランカのような特別に豊かではない国からも支援をしてもらえたこと。

それは、日本が支援をしてきたことが喜ばれていることの表れでもあります。「助け合い」、「人とのつながり」の大切さや温かさを感じました。

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今日のIAではたくさんの社会的事象にふれることができました。

社会で活躍するために大切なヒントがたくさん見つかったのではないかと思います。

ぜひ、飯野様のお話を自分に置き換えて、「自分には何ができるか」、「自分だったらどうするか」と考えていってほしいと思います。