今日のIAは、戸田教諭による今年度最後のIA。テーマは、「日本の音楽」です。
これまで、世界にはいろんな声の出し方があることや、言葉を使わなくても音楽だけで気持ちを伝えることができることを学んできた子どもたち。
今日は、私たちの国、日本の音楽の秘密を探ります。
まずは戸田教諭からクイズ! 「今から聞かせる5つの音楽のうち、日本の音楽はどれでしょう?」
「日本の音楽くらいはすぐに分かる」と思っていた子どもたち。
しかし、第4問あたりから、「おや?」「これはどうだろう・・・?」と悩む姿も。
すべての音楽を聞き終えた後、答えを確認してみると・・・
ハワイの「アロハ・オエ」、スペインの「フラメンコ」、「津軽じょんがら節」、韓国の「アリラン」、インドのシタールを使った楽曲という5曲でした。
3曲目が日本の音楽だとどうして分かったかを問うと、「日本の楽器の音がした」と、三味線や筝、尺八などの日本の伝統楽器の音に反応している子がたくさんいました。
しかしここで、日本らしい響きの音楽には、もう一つ秘密があることが告げられます。それは・・・
本当でしょうか?
実際に子どもたちに音を奏でてもらって確認します。
「あんたがたどこさ」「ホタルこい」「七つの子」を奏でてみましたが、確かに「ミ・ソ・ラ・シ・レ」の音階以外は一切使ってありませんでした。日本的な響きって、こんな秘密があったのですね。
それでは、コロンボ日本人学校の校歌を日本風にするとどうなるのでしょう。
いくつかのルールに従って、「ミソラシレ」の音階だけを使い、子どもたちに作曲させてみます。
さて、だんだん形が見えてきました・・・
これが、コロンボ日本人学校「日本風バージョン」です!
このメロディーラインに、先生が即興でコードをつけて弾くと・・・どことなく短調の響きが印象的なメロディーです。
そして、それは紛れもない「日本」を想起させる響きでもありました。不思議ですね。
みんなでこの「『日本風』コロンボ日本人学校校歌」を歌ってみることに!
5つの音階だけからなるので意外に覚えやすく、そしてなぜか懐かしさを感じさせる心地よい校歌でした。
最後に戸田教諭が「さくら」を流します。独特の響きを持つ日本の音楽が、世界ではどのように賞賛されているのかを紹介されました。
日本の音楽は、世界に誇れる素晴らしい魅力にあふれています。そんな日本の音楽の秘密を知ることができる有意義な時間でした。