コロンボ日本人学校

「光り輝く島」スリランカにある日本人学校

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12月

5,6年生 ごはんとみそ汁をつくろう

5,6年生の家庭科では五大栄養素のはたらきやバランスの良い食事とは?という勉強をしてきました。その中で一汁三菜の和食はとてもバランスの良い食事だということを学びました。そのまとめとしての今日は調理実習。和食は先日、世界無形文化遺産に登録されたばかり。和食の基本ともなるごはんとみそ汁に挑戦です。おかずは、お家の人にお願いをしてお弁当箱につめてきました。さあ、美味しくできるかな?レシピをしっかり確認して、さっそく調理開始!

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みそ汁のだしは、スリランカでは貴重な「こんぶ」と「かつおぶし」でとります。いいお出汁の香りに思わず「わー。なんだかお正月のにおいがする!」との声があがります。黄金のきれいな出汁がとれました。みそ汁の実は班によってちがいます。じゃがいも、かぶ、だいこん、白菜、それぞれ上手に切って入れていきます。みそは味見をしながらちょっとずつ加えていき・・・「うん!おいしーい!」

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いつも炊飯器を使って作っているごはん。今日ははお鍋で炊きました。火加減と水加減がむずかしい!

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さあ、炊き上がりました。ドキドキしながら鍋のふたを開けます。

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「うわあ!焦げてる!」・・・でも、おこげが美味しかったですね。とっても上手に炊けた班もありました。お家の人が作ってくださったおかずと一緒にいただきます!

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今回の調理実習も手際よく時間内に片づけまできれいに済ませることができた5,6年生。3学期は、おかず作りにもチャレンジしましょうね。

2学期 水泳記録会!

今日は2学期の水泳記録会の日でした。

コロンボ日本人学校では、常夏の気候を利用して、年間を通した水泳指導を行っており、

毎学期末に、この水泳記録会は行われています。

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まずはみんな、ウォームアップから。

小学校低学年から中学生まで、全員がディープエンドの足がつかないプールを恐れずに飛び込みます。

これもやはり、通年を通した水泳学習の成果ですね。

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さて、いよいよ記録会がスタート!リレー種目を含め、1人最大5種目の競技にエントリーします。

今回も距離は15m、25m、50m、そして種目は4泳法すべてにエントリーがありました。

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背泳ぎ、バタフライも、なかなか見事です。小学部2年生からバタフライに挑戦する子もいました。

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自分の順番を待つ子どもたち。エントリー種目が多い子は大変です。

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恒例の宝探しも、好タイムの連続。低学年のがんばりに、見ている子どもたちの応援にも熱が入ります。

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最後は100mフリーりレーとメドレーリレー。多くの子がどちらにも参加するのですが、みんな疲れの様子も見せず、元気よく最後まで泳ぎ切りました。

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最後は応援してくださった保護者の方へ。

「ありがとうございました!」

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そして、3人のコーチの方々へも「アーユ・ボーワン!」

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2学期の最後を飾るにふさわしい、素晴らしい子どもたちのがんばりでした。

 

ここがすごい!スリランカ

今日は岡田教諭による特別IA。

「ここがすごい!スリランカ」と題して、岡田教諭もサリーで授業に登場です。

 

岡田教諭は、2年間スリランカの現地の学校で教鞭をとっていましたが、

そのときはずっとサリーだったそうです。(それがスリランカのスタンダードです。)

 

まず質問!

「スリランカの食事といえば?」

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「カレーライス!」

では、スリランカのかレーに欠かせないものは?

「カレーリーフ」「スパイス」・・・確かにどれも欠かせませんが、「スリランカ」カレーの特色といえば・・・

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そう、「ココナッツミルク」です。いわゆる「ヤシの実」、シンハラ語では「ポル」といいます。

今日は、「ポル」と呼ぶことにしましょう。

 

さて、「ポルは全くすてるところがない」と言われます。

1本の木から、年間に100個ものポルが取れるそうなのですが、今日はそのポルがどのようにスリランカ人の生活に使われているのかを学びます。

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まずは、スリランカカレーに欠かせない「ココナッツミルク」が作られるまでの過程を、映像で確認します。

まずは「ポル」をとるところから。

男性がスルスルと木に登っていき、ポルを一個一個落としていきます。

取ったら、皮をむき・・・割って中の甘~いジュースを抽出したら、

さらに挽いて粉にして・・・最後に水を加えます。

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岡田教諭の一連の動作もさすがに手馴れています。

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最後過程は映像を通して・・・ココナッツミルクのできあがりです。

 

さて、今日の本題は実はここからです。

「ポル」は、ココナッツミルクだけでなく、その皮や木、葉っぱまですべて、人々の生活に利用されています。

では、どのように・・・?

 

「凧」「屋根」「おもちゃ」など、いろいろな意見が子どもたちから出ます。

実は、下の写真のように、ほうきや花壇のブロックがわり、そしてゾウの体をこするタワシや子どものおもちゃなど、

本当に人々の生活に密着したところで使われていることがわかります。

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葉っぱも、木の幹も、皮も、すべてが生活の中に役立てられていることがわかりました。

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ちなみに、こんなところにも・・・

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スリランカ人の生活の知恵を知ったところで、

コロンボ日本人学校の子どもたちも、実際にポルを使った道具を作ってみることに!

小学部1年~4年は、割ったポルを粉に削る体験です。

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独自の器具を使って、削っていきます。

削られたてのポルは、まだ少し水分を含み、綿のように真っ白です。

食べてみると、ほんのり甘い食感が、何とも言えません。

 

5年生以上~中学部は、少し難しいコースターづくりに挑戦。

ポルの葉っぱを網の目に編んでゆきます。

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見てください。ポルの葉っぱがきれいな格子模様のコースターに変わってゆきます。

最後は端っこを織り込んで完成です。

 

一方、低中学年は、殻ぽっくり作りにも精を出しています。

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なつかしいですね。子どもの頃、よく遊んだあの遊具。国は違っても、こういうところの発想は万国共通なのだと感じさせられます。

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本当に、ポルはすべての部分が生活に利用されていることが実感できました。

しかし、日本にも、「竹」や、畑の肉と呼ばれる「大豆」など、私たちの生活の広い範囲重宝されているものはありますね。

 

楽しく体験を行った後、岡田教諭から子どもたちに語りかけます。

 

先日、協力隊の飯野隊員に講師として来ていただいたときにも学習しましたが、

スリランカでは、ごみの分別収集もまだまだすすんでおらず、ごみもすべて自分の家で処理をしなければならないところが多いそうです。

ですから、物を大切に使うし、壊れれば直して何度も使うというのが一般的です。

ビンなどにしても、何度でも洗って大切に使うそうです。

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「使い捨て」の商品が広く浸透している日本で暮らす日本人にとっては、学ぶべきところがたくさんありそうです。

でも、日本にはすぐれた技術力があります。壊れないモノづくりの技術は、世界の最先端と言ってもいいでしょう。

私たち日本にも、誇れるものはたくさんあるのです。

 

スリランカ人は、よく外の国から来た私たちに、「スリランカはどうだい?」と問いかけてきます。

「ホンダイ(いいね)」と答えると、みんな誇らしげな笑顔を見せてくれます。

 

「私たちも、『日本って、こんなところがすごいよ』と胸を張って語れるような日本人になってほしい」

という岡田教諭の最後のお話は、心にスッと入ってきました。

「世界に誇れる日本人」になるために、これからももっともっと、スリランカと日本のすごいところを見つけていきましょう。

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とてもためになるIAの授業でした。

 

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(おまけ)授業後もコースターづくりに黙々と励む高学年児童たち。

 

なわとびチャンピオン大会

先週の金曜日になわとびチャンピオン大会がありました。いつもとはちがう雰囲気に緊張している子もたくさん・・・。みんなチャンピオンを目指してたくさん練習をしてきました。いよいよスタートです。

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失敗は1回まで。集中して自分のタイミングで飛びはじめます。

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駆け足跳び前まわしでは857回の記録がでました。各技の部からたくさんのチャンピオンが誕生しました。表彰されてみんな嬉しそうです。

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なわとびチャンピオン大会は終わりましたが、これからもなわとび週間などで自分の記録を伸ばしていきましょうね。

IA(International Activity)の時間 「考えよう、やってみよう」

今週のIAは佐藤校長による「考えよう、やってみよう ~みんなでちょっと大きな紙飛行機を作って飛ばそう~」です。第1回のIAで作ったへそ飛行機のちょっと大きいバージョンを作ります。

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低学年、中学年、高学年(中学部)の3人グループでよく飛ぶようにすればどうすればいいか、まず相談です。紙の大きさ、紙の素材はどれにするか?そして折り方は?…と工夫することはたくさんありそうです。

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まずはプラザのフロアで飛ばしてみます。前回よりも長く飛ぶ飛行機がたくさん!

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そして次は2階の発射台から投げてみます。自分のグループの紙飛行機が何秒飛ぶかワクワクドキドキです。

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佐藤校長先生の記録10秒を超える紙飛行機はありませんでした。2回目、もっと長く飛ばすにはどうすればいいか、もう一度相談します。翼の傾斜や昇降舵の折り方を調節すると飛び方が変わることを教えてもらって再挑戦。

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グループでよく話し合い、考え、そしてその工夫を実際にやってみる姿がたくさん見られました。これからの学校生活でも友だちや上級生に相談したり、質問したりしながら、自ら考える力を伸ばしていきましょう。