交流会から1日明け、今日は午後から着衣泳です。
ここコロンボ日本人学校では、年に1回、着衣泳を実施しています。
統計によると、毎年水に関わる事故の発生件数は全国で1400件以上、水難者は1700人もいます。
また、昨年度の水の事故による死者・行方不明者数は782人にのぼります。(警察庁「水難の概況について」より)
ここコロンボ日本人学校では、温暖な気候を利用して通年で水泳授業を受けるため、
水泳が得意な子が多いですが、
不慮の事故から自分の身を守るための知識や技能も身につけます。
まずは、水面に落ちるときの技術です。
前向き、後ろ向き、どちらから水面に落ちても、
できるだけ顔が水面下につからないように落ちる練習です。
(汚れて濁った水面に落ちたときなど、視界を遮られてパニックになるのを防ぐためです)
先生のお手本をみて、子どもたちもチャレンジです。
上学年の子と下学年の子がペアになって、それぞれ実践してみます。
体の面積を広く水面にぶつけるようにするのがコツですが、なかなか難しいものです。
一通りの技術を練習したら、いよいよ着衣泳にうつります。
着衣泳は初めてという子もいます。
水着では平気でも、服を着たまま飛び込む感触が未知の子にとっては、最初は少し緊張するものです。
それでも全員が、思い切って飛び込みます。ここはさすが、水泳に慣れた子どもたちです。
しかし、水から上がったときは、その感触を気持ち悪がる声がたくさん上がりました。
実際に着衣をしたまま泳いだりもしてみました。
また、ペットボトルを利用して浮く方法も学習しました。
しかし、今日の着衣泳は、服を着たまま泳ぐことが目的ではなく、
「浮かんで助けを待つ」ということが大切であるということも学びました。
水の事故に遭わないことがベストですが、もしも突発的にこのような事態が起きたときは、パニックにならないことが最も大切です。
「自分の身を自分で守る」という、大切な知識と技能を学んだ子どもたちでした。
みんな、くれぐれも水の事故には遭わないように気をつけましょうね。