1学期もあっという間に終わり、終業式をむかえました。1学期にできるようになったことは何かな?2学期に頑張りたいことは何かな?生徒代表の言葉にもあったように充実した夏休みをおくってくださいね。
終業式の後は、お別れ式がありました。一緒に勉強した友達と別れるのは、やはり寂しいものです。みんなで心をこめて「あなたにありがとう」を歌いました。
日本に帰っても、コロンボ日本人学校のことを忘れないでね。そして、元気いっぱい活躍してください!
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7月18日(木)1学期最後の5・6年生家庭科の授業は調理実習でした。ホットケーキとオレンジ寒天ゼリーに挑戦です。2週間前からじっくりと計画をたてて、レシピも確認したので、きっと大丈夫!おいしくできるかな?
「あれー、ホットケーキなのにお好み焼きみたいになっちゃったよー」という5年生を6年生が助けてあげます。調理室は美味しい香りと少し焦げた香りでいっぱいに!
オレンジ寒天ゼリーの「寒天」はスリランカではあまり売っていないので、日本から持ってきたものを使いました。一度きちんと沸騰させて溶かさないと固まりません。ワクワクしながら冷蔵庫に入れます。それにしても、みんなきちんと役割分担ができていて、作業がとてもスムーズに進みます。
そしてお待ちかねの試食タイム!バターにイチゴジャム、そしてスリランカのはちみつ「キトゥルハニー」それぞれ好きなものを選んで盛り付けました。
「おいしいー!」みんな、お弁当を食べたあとなのに、すごい食欲です。
すこし焦げてしまったり、失敗もあったけれど自分たちで作ったものは、また格別の味がしました。時間通りきちんと片づけまで終わらせて大変よくできました。とても楽しい調理実習でしたね。次は何の料理に挑戦しようかな?
7月12日(金)、暑い日差しの中子どもたちの泳力を試す水泳記録会が行われました。
コロンボ日本人学校では、4月から毎週水泳の練習に取り組んできました。今年は悪天候の日が多く、水泳の時間が中止になることもありましたが、継続してきた練習の成果を発揮します。
保護者の方の応援の中、子どもたちはいつもより気合いの入った様子。スタート前、アナウンスで名前を呼ばれると大きな声で返事をします。
「タイムの新記録を出したい」「友だちよりも速く泳ぎたい」「上手になったところをお家の人に見てもらいたい」など、一人ひとりいろんな思いをもって取り組みました。みんな自分の力を出し切っていたように思います。締めくくりは、フリーリレーとメドレーリレーで、白熱した戦いが繰り広げられました。
さすが、毎週の水泳でどの子もよく水に慣れていて楽しそうに泳ぎます。小学1年生も水に溶け込むように親しんでいました。4月の時は泳ぎ切れなかった25mを、今回は選手として堂々と泳ぎ切った子どももいました。継続して取り組むことで子どもの力はどんどん伸びていきます。
1学期の水泳の時間はこれで最後ですが、また2学期から自分の泳力を伸ばすことを目指して水泳に取り組んでいきます。次回の水泳記録会では、子どもたちのさらに成長した姿が見られることでしょう。
今学期最後のIA(International Activity)は、水田教諭の「落語に学ぶ、伝え上手と聞き上手」でした。
日本に昔から伝わるものクイズからスタートです。
獅子舞、歌舞伎、相撲、狂言・・・と子どもたちは答えていきます。
今回は、日本の伝統文化の一つ落語から学びます。
日曜夕方の番組「笑点」などから落語を知っている子どもがいました。出てくる人には、ごいんきょさん、物には、せんす・座布団・手ぬぐいなど子どもたちは発表していきました。
落語には、相手をひきつける話し方、そして聞くほうも相手の話をしっかり聞くという「話し上手・聞き上手」が大切であることが分かりました。
落語の始まりは今から300年前の江戸時代と言われていますが、もっと前の室町時代とも言われています。おじゃるまるも登場したところで、水田教諭から落語を一つ。昔の言葉の言い方にタイムスリップしたみたいでした。みんな落ちがわかったかな!?
その後、落語にふれる1では、寿限無の落語を動画で見ました。テンポのいい話し方や内容などに笑顔いっぱいの子どもたちでした。
そして、グループ活動では寿限無の音読・暗唱に取り組みました。意外に多くの子どもたちが寿限無がすらすら言えることに驚きました。
落語を通して、その時の時代背景や文化・もの・人などがお話にたくさん出てきます。昔の時間の数え方の中にもみんなの大好きな3時の「おやつ」の秘密が隠されていました。
落語にふれる2では、水田教諭による「縁起かつぎ」の読み聞かせがありました。先生の表情や声の強弱の読み聞かせに子どもたちは、絵本にくぎ付けでした。
今回の授業で、国際社会で活躍するために、まずは自分の国のことをよく知っておくことが大切であることを学びました。そして、昔から伝わってきた伝統文化から様々な考え方などを知ることができることも分かりました。
落語は、新作落語も含め数百種類以上になります。図書室にも落語の本があるので、日本の伝統文化にどんどんふれてくださいね。
今日は、太鼓寄贈式典がありました。
この度日本太鼓協会様より、なんと10基の太鼓を寄贈していただきました。
改まった式典の雰囲気に子どもたちの背筋もピンと伸びます。
指導員の方や和太鼓団員の方の演奏が始まると、「ドンッドンッ」とお腹に響く音がプラザの空気を張りつめます。
思わず目をつぶってしまうほど迫力のある太鼓の音にみんな息をのみます。
式典の中で黒澤校長先生のお話に、「太鼓は魂を掻き立てる、日本の大切な文化」とありました。
その意味が子どもたちにも感じられたのではないでしょうか。
「太鼓で話そう」という曲の紹介に、太鼓の音で演奏者同士がお互いに会話をしているとありました。
「本当かなぁ」と思い聞いていると…心地の良いリズムの中に、本当に「こんにちは」や「お元気ですか?」「元気です」というやり取りの言葉が聞こえてきました。
ワークショップでは、ばちの握り方や足の構え方、腕の振り方など太鼓のたたく基本的な技術を教えていただきました。
指導員の方がたたくとあんなに迫力のある音が出ていた太鼓なのに、なかなかうまく音が出ません。
ワークショップ後の感想では、「ただ、たたけばいいと思っていたけどちがった」「足の構え方まであるとは知らなかった」
「もっと練習してうまくなりたい」という声が聞かれました。太鼓の達人になりたいですね。
子どもたちの太鼓の腕前を披露できる日を楽しみに、これからたくさん練習をしていきます。
そして、日本の良き伝統を受け継ぎ大切にしていきたいですね。
日本太鼓協会様をはじめ、この度の太鼓の寄贈にご尽力いただいた皆様に心より感謝申し上げます。