戸田先生の今年度2回目のIAが行われました。
戸田先生は今年度、「歌って遊んで仲良くなろう」をテーマにしています。スリランカの幼稚園児との交流を念頭において、一緒に楽しく遊ぶには、どうしたらよいかを考えています。
第1回目は、「マルマルマル」というスリランカの歌にのせて、どんな遊びができるかを考えました。その中で、子どもたちは、「ポーズをとる」、「にらめっこをする」など、楽しいアイデアを出し合っていました。
今回は、「スリランカの歌で新しい手遊び歌を考える」ことと、「シンハラ語で手遊び歌を考える」ことに挑戦しています。
まずは、前回の遊びをやってみて、思い出してみます。
これだけでも、けっこう盛り上がってしまいます。
では、早速、子どもたちにお馴染みの「ニルアハスタレ」で新しい手遊び歌を考えます。幼稚園児にとって、「ちょっとむずかしい」程度のものにします。2グループに分かれて考えます。膝を叩いたり、床を叩いたり、肩を叩いたり、いろいろアイデアを出しています。
どちらのグループも、やっているうちに笑顔がこぼれます。「エカ、デカ、トゥナ(1・2・3)」の声もだんだん大きくなります。幼稚園児も喜んでやってくれそうです。
次は、みなさんお馴染み「グー、チョキ、パーの歌」です。でも、ただ遊ぶだけではありません。なんと、シンハラ語で歌います。手の形も考えて、シンハラ語で歌います。これは少々手ごわそうです。
まずは、歌ってみます。「グーチョキパー、グーチョキパー、モナハリ ハダムー、モナハリ ハダムー」意外と楽しいリズムです。「カタツムリ」が「ゴルベッラ」というのも初めて知りました。
さあ、いよいよ自分たちで考える番です。これも、2つのグループに分かれて考えます。しかし、ただ作るだけではありません。2つのグループで出し合って、どちらが長く続くか競争です。考えるのにも熱が入ります。
「タコとかむりだよ」「カマキリはチョキの方がいいんじゃない?」「影絵にしたら見えなくもないか」「グーとグーで、雪だるま。雪だるまって何て言うんだ?」「雪だるまは、ヒマババアだってさ」「グーとチョキだとカタツムリになっちゃうからだめ」いろんなアイデアが飛び交っています。
さて、出し合いです。
かたつむり、かに、アーユボーワン、うさぎ、つまみ食い・・・。つまみ食いって「コレインカノワ」って言うのですね。
(キャンディアンダンスの)ベーシックポジション、たこ、カラス、アリ・・・。無理って言ってた「タコ(ブーワッラー?)」もちゃんとできていました。
結果は引き分け、どちらのグループもたくさん考えられていました。でも、知らぬ間に、歌詞を見ないで歌えていました。
自分たちで遊びを考え出すだけでなくて、スリランカの遊びも楽しそうですよ。戸田先生が紹介したのは、「やぎとトラ」です。今年の宿泊学習で、プシュパダーナ女子校との交流会の際に教えてもらった遊びですから、だいたいわかります。
くじ引きで、今回はたまたま先生がトラ(やぎを追いかける)になりました。みんなは手をつないで、トラからやぎを守ります。
歌いながらやるので、やぎもトラも、守る人もみんな楽しく笑顔になります。スリランカの遊びも楽しいものです。
さて、今回は、手合わせを考えて、手遊び歌を作って、スリランカの遊びをやってみました。スリランカの幼稚園児も、きっと楽しく遊んでくれることでしょう。
でも、やっているうちに、遊びながらシンハラ語の歌を覚えてしまいました。シンハラ語も少し、分かったように思います。
戸田先生は「こうやって遊びながら、幼児は言葉を覚えるんだね」と子どもたちに語りかけました。そして、「遊びをとおして、言葉を覚えたり、仲間と協力したりしてきたんだね」と確認しました。
楽しく遊びながら様々なことを学んでいるということを実感できた授業でした。