IA(International Activity)の時間は、「国際社会で活躍できる力」をつけるために、各教員がもち味を生かしながら実施する授業で、コロンボ日本人学校の特色の一つでもありす。
これまでに扱われてきた題材は、現地理解や環境教育、平和と戦争、文化と宗教、音楽、スポーツなどなど、多岐にわたります。
IAの時間にどんな学習をするのか、子どもたちは毎回楽しみにしています。
さて、本年度最初のIAは佐藤先生が担当です。
佐藤先生の今年のIAのテーマは、「感じよう、やってみよう」です。
そして、今回のテーマは、「群読で学校CMをつくろう」です。
「群読?CM?」子どもたちは興味津々です。
まずは、早口言葉でウォーミングアップ。
口をしっかりと開けて動かさないと上手に言えません。
「英語にも早口言葉があります」という言葉に、子どもたちからは「えーっ!!」という声が。
She sells seashells by the seashore.
国や文化がちがっても、「言葉遊び」があることがわかりました。
次は、スライドの「動く言葉」に合わせて声の調子を変えて読みます。
くるくる回る「ことば」、通り過ぎていく「でんわ」、浮き上がってくる「ゾンビ」…
言葉の動きに合わせて、声の強弱や高低、速さなどを変えて表現しました。
そして、本題の群読です。
群読とは、複数の人で声をそろえたり、ずらしたり、人数を変えたりするなど、様々な工夫して読む方法です。
まずは群読の練習で「おがわのマーチ」に挑戦しました。
佐藤先生のお手本で何度か読む練習をし、自分たちでもやってみます。
「ツンタタ ツンタ…」とコーラスを入れながら、ソロの詩を読んでいきます。
全校生の声でリズムができました。
声をそろえたり、リズムを意識して読むと、何とも言えない心地良さがあります。
読み終わった後には、「おーっ」という声が聞こえました。何だか、ラップみたいです。
そしていよいよ、学校のCMづくりです。
グループごとに学校のよさを考えて、シナリオをつくります。コーラスは「JSC」です。
今回のグループは、2週間後に実施するアショカカレッジとの交流会のワークショップのグループです。
こういった活動を通して、チームワークを高めていきます。
どんな言葉を入れようか、みんな真剣に考えました。はじめはなかなか候補の言葉が出てこなかったグループも、次第にアイデアが出始めます。
最後に、各グループがつくったCMを披露しあいました。
自分たちでつくったシナリオなので、「他のグループはどんなものをつくったのだろう…」とみんな耳を傾けて聞きます。
「人数少ない JSC」、「協力しあえる JSC」、「みんな仲良し JSC」、「先生遊ぶ JSC」、「笑顔が絶えない JSC」…
いろんなJSCのよさがリズムに乗り、楽しい群読が披露されました。
群読をうまくするには、「しっかりと声を出すこと」、「友達の声をよく聞くこと」、「気持ちをそろえること」が大切です。
これは、コミュニケーション能力の基礎としても大切なものです。
お互いの気持ちをそろえながら、全校生の声が響き渡る元気いっぱいのJSCを、これからも目指していきましょう。