コロンボ日本人学校

「光り輝く島」スリランカにある日本人学校

.

TEL.+94‐11‐2669620 FAX.+94‐11‐2669621

E‐MAIL. jscol@sltnet.lk


11月

IA(International Acivity)の時間 音楽で世界とつながろう

今日のIA(International Activity)は、戸田教諭「音楽で世界とつながろう」です。今日のテーマは「世界の共通語 音楽で表わす」です。

IMG_1526

まずは、怖い話が歌詞になっているドイツ語の曲「魔王」を聞きます。

みんなで、どんなストーリーなのか想像します。

IMG_1527

子どもたちから「魔王が男の子を連れていく・・・」「魔王に倒される・・・」など ストーリーが発表されます。ドイツ語で言葉の意味は分かりませんが、曲調から想像を広げています。

IMG_1532

ここで音楽クイズ1 人物当てゲームをしました。一人の歌手が4人の登場人物を歌い分けています。どれが、お父さん、子ども、魔王なのか考えます。

IMG_1537IMG_1534

今度は、映像を見ながら、歌手の表情や声などからも考えます。みんな真剣です。

IMG_1543 IMG_1540

歌い方や、顔の表情、メロディーの感じで言葉は分からなくても当てていました。さすがです。

IMG_1545

つぎに音楽クイズ2です。曲を聴いて何の動物の曲か当てます。

音楽を聞いてみますが、何の動物なのか検討がつかない子どもたち。

もう一度よーく聞いてみます。

IMG_1549

みんなで話し合いながら「ゾウ」「ライオン」「ヘビ」・・・音楽の速さから動物を想像します。

実は、運動会で定番の「天国と地獄」のメロディーの速さを遅くすると「動物の謝肉祭 亀」になりました。一人だけ大正解でした。

IMG_1552 IMG_1553

音楽クイズ3です。今度は、戸田先生が「一人で考えているシーン」の映像から 何について考えているのかを当てます。

IMG_1556

「お母さんのロールキャベツのこと」、それとも「犯人のこと」映像だけ見ているだけでは、どちらかはわかりません。ここで、同じ映像に音楽を加えて見てみると、あら不思議 映像に意味が出てきます。改めて音楽は奥が深いです。

今日の3つのクイズから 「演奏表現から感じ取る」、「音楽の要素の速さから感じ取る」、「音楽の効果を知る」の 3つのことを学びました。

これからJSCフェスティバルに向けて、音楽練習が始まっていきますが、 自分たちの演奏は、どんな感じ、気持ちに聞こえのかななどと 意識するだけで、レベルアップができそうです。 今日のIAのことを生かして、さらに音楽を楽しんでいってほしいと思います。

宿泊学習1日目

10月30日(水)6時30分。

コロンボ日本人学校の宿泊学習がスタートしました。

出発式の児童代表の言葉には「思い出をいっぱいつめ込めるドラえもんのポケットを持っていきたいですね」という話がありました。

どんな2泊3日になるのか期待に胸が膨らみます。

今年は人数が増えたため、学校のバスではなく大きなレンタルバスで移動します。

心配された天気も大丈夫そう。気持ちの良い朝日を浴びながら出発です!

P1070357P1070354

バスの中では、バスレク係によるゲームで盛り上がります。

長いバスでの道のりもへっちゃらです。

 

山道を登って登って…途中から空模様が怪しくなり、気がつけば大ぶりの雨が。

雨が上がることを祈りながら、シンハラジャ森林保護区の入り口付近のレストランで昼食です。

P1070362P1070370

P1070369P1070368

さぁ、お腹もいっぱいになっていよいよシンハラジャ森林保護区の入り口へ向かいます。

先ほどまで降っていた雨は、すっかり上がりました。

トラッカーの方にあいさつをした後、学校で配られた図鑑を手に森の中へ。

グループごとに歩き始めると間もなく、生き物に出会えました。

トラッカーの方の説明を聞き、見つけた動植物をチェックしていきます。

P1070371 OLYMPUS DIGITAL CAMERA

P1070374P1070378

OLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERAP1070381P1070380

楽しみにしていたセイロンサンジャクなどの鳥類は雨が降った後ということで見られませんでしたが、

トカゲ、ヘビ、チョウチョウ、サル、ワイルドペッパー、ウツボカズラなどなど、たくさんの動植物を見つけました。

しかし、子どもたちの記憶に一番残った生き物はやはり、「ヒル」でしょう。

雨上がりだったため、森の中はヒルだらけでした。

世界遺産に登録され、保護されているだけあって、自然がそのまま残っています。

その自然の中に人間が入っていっているのですから、これぐらいは仕方ありませんね。

子どもたちも先生も足を登ってくるヒルをとるのに大変でした。これも、思い出の一つですね。

P1070385

その後、シンハラジャ森林保護区の天気は大荒れになり、豪雨にうたれました。

急遽、着替えをしてからホテルへ出発。

山道を下って、下って…ここでも、バスレク係が大活躍でした。

ホテル到着時刻が大幅に遅れてしまいましたが、みんな元気に夕食をとりました。

ホテルの食事はとっても美味しくて、明日のエネルギーがわいてきました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

宿泊学習2日目

宿泊学習2日目。

今日は、朝から太陽がまぶしい。すがすがしい1日の始まりになりそうな予感。

朝の集いは、インド洋を眼前に、ホテル前のビーチで行いました。

1 2

 

今日の午前は、世界遺産ゴールのグループ別研修です。

全員が4班に分かれて、チェックポイントを通りながら最後のゴール場所を目指します。

慣れない土地で地図を片手に、みんなで協力して市内を探索します。

 

この日はとても暑く、市内を歩いているだけでもかなり疲労がたまります。

それでも、子どもたちはこまめに水分補給をしながら、チェックポイントを目指します。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA OLYMPUS DIGITAL CAMERA OLYMPUS DIGITAL CAMERA 11

現地の人に道を尋ねるシーンも見られました。

普段から学習して身につけた語学力が、こうした場で生かされていることは、とても頼もしいですね。

時計台や教会、オールドゲートに灯台など、

ゴールのシンボルといえるランドマークの数々をほぼすべて歩いて制覇した子どもたち。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

レストランで美味しい昼食をいただいた後、青空の下ですがすがしい集合写真が撮れました。

みんなの笑顔が、青空をバックに映えていますね。

 

さて、次に向かったのは、アンバランゴダにあるマスク工場。

ここはマスクで有名で、アンバランゴダを訪れる人が必ず訪れるというマスク工場です。

お土産物屋とミュージアムもあります。

13OLYMPUS DIGITAL CAMERA

まずはお世話になる店のご主人にあいさつ。

そこから2つに分かれて、交互でゾウの置物のペイント体験をしました。

ミュージアムの方では、マスクについての簡単な説明をしてもらった後、少しショッピングを楽しみました。

20 21

うーん、これは一体誰でしょう!? わかるかな?

パペット(操り人形)の仕組みも見せてもらい、実際に子どもたちにも体験させてもらえました。

思いがけず、珍しい体験ができて、喜ぶ子どもたちでした。

15 OLYMPUS DIGITAL CAMERA 17

さて、ペイント体験はどうなっているでしょうか。

こちらはなかなか苦戦中でした。ペイントの模様は学校で考えてきたのですが、

細かい模様を筆で描き上げるのは、思っている以上に高度な技術を要します。

18 OLYMPUS DIGITAL CAMERA

時間も少し短かったのですが、何とか最後まで描き上げた子もたくさんいました。

スリランかのお土産物屋であれば、どこでも目にするゾウの置物。

子どもたちも、体験を通して、職人の技術のすごさを改めて感じることができたのではないでしょうか。

 

さて・・・ マスク工場にいる間に、空模様はだんだん怪しくなり、

ホテル到着時には雨がしとしとと降っていました。

キャンプファイヤーができるかどうか、時間ギリギリまで悩んでいると・・・

ふと雲の隙間から太陽がのぞき始めました。

 

昨年度は、雨のためにキャンプファイヤーがキャンドルの集いになってしまいましたが、

今年は子どもたちの願いも天に届き、砂浜でキャンプファイヤーを行うことができました。

2322

火之神をお迎えし、粛々とプログラムは始まりました。

木が湿っており、なかなか燃えずにたびたび消えかかるというハプニングはありましたが、

最後には子どもたちの「燃えろよ燃えろ!」歌声に煽られて、大きな火があがりました。

 

今年は、各学級で準備してきた出し物(スタンツ)を順番に発表しました。

まずは3・4年生から。「こわ~い話」を朗読風に発表しました。

でも最後は「お化けなんてないさ」で明るくしめました。

24 25

5・6年生は、「マリオブラザーズ」の劇でした。

マリオとルイージが、クッパを倒してピーチ姫を助けるというストーリーでした。

26 27

最後は中学部。桃太郎をパロディー風にアレンジした劇でしたが、

最後に披露したダンスは完成度も高く、アンコールが飛び交いました。

28 29

みんなそれぞれに、準備してきたスタンツを披露することができました。

キャンプファイヤー係が企画したじゃんけんゲームもありました。

31 32 30

ここで、先生たちからも突然出し物がありました。

「カントリー・ロード」をギターとキーボードの伴奏で歌いました。

 

第3部では、火之神を全員でお送りし、無事ファイヤーを終えることができました。

33

今回の宿泊学習では、スリランかの自然に親しむことも目的の一つです。

時に厳しく猛威となって私たちにおそいかかる自然も、時に優しく私たちを包み込んでくれます。

インド洋を眼前に、今日のこの日、波の音を聞きながら火を囲んだこの仲間を、私たちは決して忘れないでしょう。

 

明日は宿泊学習最終日、仲間とともに最後まで楽しみたいですね。

 

宿泊学習3日目

宿泊学習も最終日となりました。

荷物をまとめ、3日間お世話になったホテルをチェックアウトします。

どの部屋も、「来た時よりも、美しく」を合言葉にきれいに整頓してありました。

3日間を通して、日本人としてよいお手本になることができた場面がいくつかありました。

ホテルやレストランでスタッフの方や他のお客さんから「マナーがよい」とほめていただくこともありました。これからも大事にしていきたいことです。

 

さて、ホテルを出発しいざマドゥ川へ。

3日目のメインイベント、リバークルーズです。

天気が本当によく、青空の下で風を受けながらのクルーズは気持ちよかったですね。

川辺にはマングローブの木やバナナの木、マスクを作る材料になる木も見られました。

カワセミなどの鳥もきれいでした。

PB012617DSC_5192PB010290DSC_5159

クルーズの途中で、ドクターフィッシュを体験しました。

何とも言えないあの感覚。疲れも吹っ飛び、みんな最高の笑顔です。

DSC_5217DSC_5211

PB010302  PB012636

シナモンを栽培している島にも寄りました。

シナモンの加工の仕方を説明していただきました。

ヨーロッパに出荷されたり、お土産屋さんに並べられるシナモンになるそうです。

いい香りに、心も体も落ち着きます。

DSC_5244DSC_5253PB012684DSC_5265

お寺がある島にも立ち寄りました。スリランカのお寺へのお参りの仕方を岡田先生に教えていただきました。

DSC_5288 PB012702

昼食をとった後は、最後の見学先タートルハッチェリーです。

ウミガメを保護するための施設で、地元の漁師さんからウミガメのタマゴを買い取り、孵化させ3日間育てた後、海に返す活動をされています。

生まれたばかりの小さな赤ちゃんカメは、とってもかわいかったですね。

5万匹に1匹の確立で生まれる白いウミガメも見ることができました。

 

DSC_5321DSC_5325DSC_5326

DSC_5330 DSC_5352 DSC_5357     PB012720

高速道路を使って北上し、コロンボに帰ってきました。

日本人学校に到着後、解散式をしました。

みんな、疲れとともに充実感や満足感でいっぱいの表情でした。スリランカの文化や自然のことが体験を通してより深く理解されたことと思います。

子どもたちの言葉には「自然に感謝したい」、「宿泊学習中お世話になった方々に感謝したい」、「家族に感謝したい」とありました。

この2泊3日でコロンボ日本人学校のみんなの絆はさらに深まったことは間違いありません。

上の学年の子どもが下の学年の子どものサポートをし、下の学年の子どもが上の学年の子どもをお手本にしてがんばる。

そんな姿が自然とみられた3日間でした。

子どもたちの心の中には一緒に宿泊学習に行った「仲間に感謝」という気持ちがたっぷりとあることでしょう。

DSC_5365

この宿泊学習がよいものになったのは、まぎれもなく子どもたちのがんばりの賜物です。

この学びを来週からの生活に生かし、より充実した学校生活にしていきましょう。

 

保護者の皆様には、準備や朝早くからの送り出し、お迎えなどご協力をいただきました。ありがとうございました。